iPhoneのバッテリー交換をしても持ちが改善されない!?原因と対策
皆さんは、iPhoneのバッテリー交換をしたことがありますか?
バッテリー交換はiPhoneを快適に使用するために欠かせないメンテナンスであり、長期間使用の場合は必須となります。
近年ではiPhone本体の販売価格の高騰により、機種変更よりも修理しながら長期間利用するユーザーが増加しており
今後も徐々に増加していく傾向があります。
そんな快適なスマホライフに欠かせないバッテリー交換ですが
稀に、新しいバッテリーに交換したのに「電池の減りが早い」「バッテリー交換前と持ちが変わらない」など
電池の状態が改善しないままだったという事例があるのをご存知でしょうか?
今回は、そんなときに考えられる原因と、対策方法をご紹介します。
バッテリー交換後も持ちが改善されない原因とは?
バッテリー交換後に持ちが改善されたと感じられない原因を解説する前に、これだけは押さえて頂きたいポイントがあります。
それは、「バッテリー交換=新品同様の持ち具合になる」ではない、ということです。
バッテリー交換をしたからといって、必ずしも新品時の状態と同じ電池の持ち具合になるという訳ではないのです。
なぜかというと、新品状態と異なり、スマホ内には写真や音楽、アプリ、システムといった様々なデータが蓄積されているからです。
仮に、写真やアプリなどのデータが少なくとも、使用することでシステムデータは確実に蓄積されています。
もちろんバッテリー交換をすれば電池持ちは改善されますが、「新品購入時と同じ状態になる」という認識は間違いですので、気を付けてください。
バッテリー交換をした後に電池の持ちが改善されない場合、考えられる原因はいくつかあります。
代表的な原因としては
①iOS(システム)に問題がある
②本体の劣化
③iPhoneがバッテリーを正しく認識していない
等があります。
順番に解説していきます。
①iOS(システム)に問題がある
iPhoneの不具合で多いのが、iOSに問題がある場合です。
iOSのアップデートが滞っており、古いバージョンのままになっている場合に不具合が起こることがあります。
特に、iOSのサポートが終了してしまっている機種などでは不具合が起こりやすい傾向にあります。
また、反対にiOSをアップデートしたことが原因となっている可能性もあります。
最新のiOSバージョンは基本的に最新機種に合わせて設計されているため
古いモデルのiPhoneでは対応しきれずに、バッテリーを大きく消費してしまうことがあります。
iOSに問題がある場合の対策
対策としては、iPhoneの初期化があります。
初期化により内部をリセットすることによって、症状が改善される場合があります。
初期化するとデータが全て削除されるので、事前に必ずバックアップを取って初期化後にバックアップを復元できるようにする必要があります。
また、日ごろの対策としては、自動バックアップをオフにしておくのもオススメです。
iOSは、定期的にアップデートされたものがリリースされますが
iOSの自動アップデートがオンになっていると、自動的に最新のバージョンをインストールしてしまう事になるので
古い端末を使用している場合は、設定をオフにしておくのも対策の一つです。
※設定方法 設定→一般→ソフトウェア・アップデート→自動アップデートをオフ
②本体の劣化
数年使用しているiPhoneや使用方法によっては、iPhone本体が劣化(経年劣化)しており
それが原因となる可能性があります。
特に発売から5、6年以上たっている機種の場合、本体を含む各種パーツの経年劣化はどうしても避けられないものです。
劣化を見分ける方法としては、電子基板の発熱が挙げられます。
電子基板はiPhoneのパーツでも最も繊細かつ劣化の影響を受けやすい部分です。
劣化した基板は発熱しやすく、背面を触ると発熱の有無が分かります。
iPhoneの構造は、背面向かって左側に電子基板、右側にバッテリーが配置されています(機種により異なる)ので
背面の左側が特に発熱している場合には、劣化や異常の可能性があります。
もちろん、上記に該当するiPhone全てが「持ちが改善されない」訳ではなく、大多数のiPhoneはバッテリー交換をすれば持ちが改善されることが殆どです。
長年使用しているiPhoneの場合、取り付けるバッテリーの種類を変えることで対策をすることが出来ます。
本体の劣化が原因の場合の対策
バッテリーの種類には、通常容量のバッテリーの他に
大容量バッテリーと呼ばれる通常バッテリーよりも容量が多く電池の持ちが長いバッテリーがあります。
使用年数が長いiPhoneバッテリー交換をする際には、「大容量バッテリー」を選ぶのがオススメです。
モバイルリペアでは、iPhone8よりも以前に発売された機種のバッテリー交換には、すべて大容量バッテリーを使用しております。
③iPhoneがバッテリーを正しく認識していない
iPhoneをバッテリー交換して新しいバッテリーを取り付けると
稀に、iPhoneが新品のバッテリーを正しく認識しない場合があります。
それは、交換前についていた古いバッテリーの情報が本体内に残っているために起こります。
そのような場合は、iPhone本体に新しいバッテリーを認識させやすくする「キャリブレーション」を行うことで
改善されやすくなります。
キャリブレーションとは
「キャリブレーション」とは、調整という意味を持つ言葉で
正しい数値を計測できるように調整する作業を意味します。
iPhoneでは、新しいバッテリーのデータを計測できるように調整する動作のことをキャリブレーションと言います。
手順は下記のようになっています。
手順①:バッテリーの残量が0%になり、電源が切れるまで使用する。
手順②:バッテリーが100%になるまで充電する。充電中はケーブルを抜いたりスマホを使用しない。
手順③:充電が100%溜まった後も、ケーブルを抜かずに2時間程そのまま充電し続ける。
※上記手順を2回行う
バッテリーキャリブレーションは、2日にかけて寝る前に行っていただければ
煩わしくなく行えるとかと思います。
モバイルリペアのバッテリー交換
バッテリー交換後も電池持ちが改善されない症状について解説しましたが
モバイルリペアではこのような症状を限りなく少なくするための取り組みとして
前述したとおり、発売されてから年数がたっているiPhoneのバッテリー交換には
「大容量バッテリー」を使用しています。
※修理費用は通常バッテリーと同じ
これによって限りなく「バッテリー交換後も持ちが改善されない」という症状は
防ぐことが出来ています。
もし他店で上記のような症状が出たり、5.6年前の機種のバッテリー交換を検討されている方は
是非一度、モバイルリペアにご相談下さい。
まとめ
バッテリー交換はスマホを快適に使用するために欠かせないメンテナンスです。
稀ではありますが先述したような症状が出る可能性を少しでも減らしたい場合は
是非モバイルリペアにお任せ下さい!
LINEでの問い合わせも受け付けています。