Softbank SIMの闇
携帯電話通信会社は、いわゆる4大キャリア(docomo、au、softbank、楽天)の他にも、格安SIM会社も含めて1500社以上存在しています。
通信会社と契約すると、必ず発行されるのが「SIMカード」です。(eSIMを除く)
今回はこのSIMカード(主にSoftbank)にまつわるトラブルについて解説していきます。
SIMカードについて
皆さんは機種変更の際に、現在使用しているスマホから新しく購入したスマホにSIMカードを差しなおした経験はありますでしょうか?
このSIMカードは「Subscriber Identity Module」の頭文字を略したもので、小型のカード型の形から「SIMカード」と呼ばれています。
SIMには加入者を特定するための契約者情報が記録されており、これを電話番号と結び付けることで通信/通話ができるようになっています。
SIMカードをスマホやタブレットなどの通信デバイスに挿入することで、電話だけでなくデータ通信(ネットやメールなど)が行えます。
SIMカードは、機種を変える際に差替えて使い回しで使用するものなのですが
SoftbankのSIMについては、この使い回しが出来ない場合が多いのです。
それはなぜかというと、Softbankは機種ごとにSIMカードを細分化しており、極めて使い勝手の悪い仕様になっているからです。
各キャリアのSIMの違い
他のキャリアと比べてSoftbankのSIMがどのように違うのかをまとめてみました。
docomoのSIM
iPhoneもAndroidも関係なく使用でき、同じ通信方式(4G・5G)間であれば問題なく使い回し可能で
通信方式の世代が違っても、そこそこ融通が利き、さらに他社のSIMフリースマホでも使える場合が多いです。
auのSIM
iPhone8以降のLTE SIMであればOS関係なく使用でき、同じ通信方式(4G・5G)間であれば使い回しが可能ですが、通信世代が違うと融通が利きづらいです。
ただし最近では古すぎないSIMであれば使い回しが出来ることが多くなったので、それなりに使い回しが利きます。
SoftbankのSIM
まず、大きく分けてiPhone用SIMとAndroid用SIMとSIMフリーAndroid用SIMが存在し
同じキャリアでありながら互換性に乏しく、他社スマホでの使い回しに関してもかなりの制約が存在するので
他社と比べても断トツでややこしく、知識が無い状態で使い回しをしようとするとほぼ確実に痛い目にあいます。
気になるSIMカードの種類はというと・・・
iPhoneだけでも5種類!
Androidは5~6種類!
合計10種類以上もあります・・・
詳しくは公式が発表しているこちらのページに記載されています。
驚愕の多さですね・・・!
まとめ
なぜこうもSoftbankだけSIMの種類が多いのかは分かりませんが、せっかくSIMロック解除の義務化などのユーザーにとって使いやすいルールが適用されていっても
これではあまり意味が無いと思うのは、私だけでしょうか・・・?
実は、こうした状況を受けてSoftbankも「SIMカードを同一化していく」ということを発表しているのですが
あまり進んではいないようですね(-_-;)
ご自身での機種変更の際には、十分に気を付けましょう。
モバイルリペアでは、機種変更も承っておりますので
ご自身での機種変更に不安がある方は、是非お気軽にご相談下さい(^^)/